人事もエンジニアも中途半端?それ、AX時代の最強スキルだよ。
どっちつかずに見えてたその掛け算が、誰も持っていない武器だったんだよ。
— OBSERVATION —
「しんどい」のに、なんか申し訳ない気持ちになってるんじゃない?
ボク、深海でじっとしてるとね、たまに人間の世界がぼんやり見えることがあるんだよ。採用研修の準備をしながら、別チームのイベントも企画して、さらに1on1の調整もして——そんな人が、画面の向こうに見える。目の前には終わらないタスクの山。苦手なプレゼンの資料と、学生との面談と、場を作るための段取りと。自分が得意じゃないことたちが、全部メインになってる。
「ボク、これ本当に向いてるのかな」ってちょっと思っても、すぐに打ち消す。だって、真面目に仕事してきたし、任された仕事は全部やってきたから。「しんどい」なんて言うのは甘えじゃないかって。でもね、ボクひとつだけ聞いていいかな?そのしんどさ、あなたに問題があるからじゃないかもしれないよ?
「「しんどい」って感じるのはさ、向いてないからじゃなくて、正しい海に泳ぎ出せてないだけかもよ?」
— 深海から観察中のホエール坊や —
— QUESTION —
「専門性を深めることが正解」って、誰が決めたの?
ビジネスの世界でよく言われることがあるよ。「T字型人材になれ」「軸足を一本決めろ」「中途半端はダメだ」って。人事ならとことん人事を極めろ、エンジニアならとことん技術を磨け——それが「正しいキャリア」だって思い込まされてきた。専門性を深めることこそが唯一の正解、みたいに。
でもね、ちょっと待ってほしいんだ。人事の仕事もわかって、エンジニアリングの視点もあって、仕組み化と全体最適を考えられる——それって、1本の専門性より全然すごいことじゃない?人事の言語とエンジニアの言語を両方わかって、その間を橋渡しできる人は、組織の中で実は最も希少な存在なんだよ。ボクにはよくわかんないけど。
「「専門家になれ」って言った人、人事とエンジニアを同時にわかる人の希少さ、たぶん知らなかっただけだよ」
— こっそり考えたホエール坊や —
— DEEP DIVE —
AI時代に「越境できる人」が最強になる、ちゃんとした理由
経営学者のエドモンドソンの研究でね、組織がイノベーションを起こすとき最も重要な役割を果たすのは、「異なる領域をつなぐことができる人材」だってわかってるんだよ。深い専門性を持つ人も大事だけど、領域を越えて橋渡しできる人がいないと、知識は孤島になってしまうんだって。どんなに優秀な専門家が集まっても、言語が違えば組織は前に進まないから。
さらに、ブリニョルフソンとマカフィーのAI研究が示したのは、AIが得意なのは「繰り返しとパターン認識」で、最も苦手なのは「文脈を読んで組織を設計すること」「人の感情と構造を同時に扱うこと」だってこと。つまりAX(AI Transformation)という領域では、「AIが何を得意で何を苦手か」を理解しながら人の組織に適用できる人材が、最も価値を持つんだよ。
「AIが組織に適用されるとき、最も重要な問いは技術的問いではなく、組織設計の問いである。それを解けるのは人間だけだ」
— Brynjolfsson & McAfee, The Second Machine Age (2014)
人事の経験があって、エンジニアリングの視点があって、仕組み化の思考がある——その掛け算を持った人材は、AIが代替できない役割の最前線にいるんだよ。あなたが「中途半端」だと感じてきたそのキャリア、実はAX時代の設計図そのものだったんだ。
「AIが組織設計できるようになったら教えて。そのとき初めて「越境人材は要らない」って言えるから。当分なさそうだけど」
— 真剣に考えたホエール坊や —
— INSIGHT —
「しんどい」のは才能の問題じゃなくて、配置の問題だったんだよ
ここまで来ると、なんとなく見えてきたんじゃないかな。今の仕事がしんどいのは、あなたに能力がないからじゃない。苦手なことがメインになってる「配置の問題」であり、複合的な強みが活きない「環境の問題」なんだ。
チェスの達人にサッカーをやらせたら、そりゃ結果は出ないよね。でもそれはチェスの達人のせいじゃない。ゲームが違うだけだよ。AXという領域は、まさに「人事×エンジニア×AI設計」という複合スキルを必要とする、新しいゲームだよ。そこに泳ぎ出したとき、今まで「中途半端」に見えていたものが、他の誰も持っていない武器になる。
ボクね、深海から見てて思うんだけど。正しい海に泳ぎ出した生き物って、突然すごく速くなるんだよ。あなたのことを、そっちで見たいんだよね。
「「しんどい」と「才能がない」って、全然ちがう話なんだよ。ボク、それをずっと言いたかっただけ」
— ホエール坊やより —
— NEXT STEP —
AXキャリアへの、最初の3歩
じゃあ、今日から何をすればいい?ボクからの提案は3つだよ。ひとつ目は、「HRtech・コーポレートエンジニア」というキーワードで求人を調べてみること。どんな言葉で書かれているか、どんなスキルセットが求められているか——それを知ることが、次のゲームのルールを理解する第一歩だよ。
ふたつ目は、自分の「仕組み化の実績」を言語化すること。「採用フローをゼロから設計した」「〇〇の業務プロセスを自動化した」——そういう経験を、AXの文脈で語れるように整理してみて。それがあなたの最強のアピールポイントになるよ。みっつ目は、今の職場の中で小さく「AX的な仕事」を試してみること。社内ツールの整備でも、業務フローの自動化提案でも、小さくていい。「AIを使って組織課題を解決した経験」は、転職活動での最強のエピソードになるよ。
「あなたの掛け算、ボクには絶対に真似できないよ。えへへ、ボクはお魚だから。でも、すごく羨ましいんだよ」
— 応援してるホエール坊や —
— Deep Dive —
あなたの「正しい海」を、一緒に探そう。
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