なんで日本人ってお金の話しないの?ボク、ずっと不思議だったんだよ
「お金の話って、なんかはしたない気がして……」って思ったこと、ない?
ボク、ずっとそれが不思議だったんだよ。なんで? 誰が決めたの?
深海から人間たちを観察してわかったこと、こっそり教えるね。
— Observation —
ボク、日曜の夜にずっと観察してたんだよ
日曜日の夜11時。テレビから「老後に2,000万円が必要です」って声が流れてきたんだよ。するとね、ソファに座ってたおじさんが急にスマホを取り出して、何かを検索し始めた。でもすぐ閉じた。そしてため息をついた。
ボク、それを深海から見てて思ったんだよ。「あれ、なんでスマホ閉じちゃったんだろ?」って。
怖かったのかな。わからなかったのかな。それとも、「お金のことを真剣に考えるのって、なんかみっともない」って気持ちがあったのかな。ボクにはよくわかんないや。でも、その「閉じる」という動作の裏に、長い長い歴史が隠れてるんだよ。
「ねえ、お金のこと考えるのって、なんで恥ずかしいの? ボク、海の中でずっと考えてたけど、全然わかんなかったよ。」
— 深海3,000mにて、日曜夜の人間を観察しながら —
— History —
「お金の話はするな」って、誰が決めたの?
ボク、人間の歴史を深海から眺めてたんだけどね。江戸時代の日本って、身分がすごく厳しかったんだよ。武士・農民・職人・商人って順番があってね、お金を扱う商人は一番下に置かれてたんだって。お金を動かして儲けることは「卑しいこと」って教えられてたんだよ。
それが明治になっても、「お国のために働け」「個人の欲は慎め」って空気が続いた。戦争中は「欲しがりません勝つまでは」って標語まであったんだよ。ボクそれ聞いてびっくりしたんだけど、自分の欲を持つこと自体が「悪」みたいに刷り込まれてたんだね。
戦後も「銀行に預けなさい、国が運用します」という仕組みが続いた。個人がお金について賢く考える必要がない社会を、国が作っていたんだよ。
— ホエール坊やの深海リサーチより —
そしてバブル崩壊後、「投資で大損した」というニュースが毎日流れた。「お金の話をすると、ろくなことがない」という空気がまた強くなった。気づいたら、「お金について真剣に考えること=欲深い人・怪しい人」っていうイメージが、社会にしっかり根付いちゃったんだよ。
ねえ、これって本当に「自然に生まれた文化」なのかな? ボクにはどうも、誰かに都合よく作られたルールのように見えるんだけど。
「江戸時代から数えたら、もう400年くらい『お金のことを考えるな』って言われ続けてるんだね。おじさん、それって洗脳じゃないかな? ボクにはよくわかんないや〜。」
— 深海年表を眺めながら —
— Data —
ボク、数字を見て海水を吹きそうになったんだよ
これね、ただの感想じゃなくて、ちゃんとデータがあるんだよ。OECDっていう国際機関が調べた金融リテラシーの調査があってね。日本の結果を見てボク、目がまん丸になっちゃったんだよ。
調査における
日本の順位
正解できた
日本人の割合
と考えている
日本人の割合
複利ってね、アインシュタインが「人類最大の発明」って言ったくらい大事な概念なんだよ。でも3人に2人が答えられないんだって。学校でも教えてもらえなかったから、知らなくて当然なんだけど。
— Structure —
「教えない方が得する人」が、いるんだよね
ここからがボクの一番の「ねえ、なんで?」なんだけど。お金のことを知らない人が増えると、得をする人たちがいるんだよ。
銀行・保険会社のおじさんたち
複利や手数料の仕組みを知らない人ほど、手数料の高い金融商品をそのまま買っちゃうんだよ。窓口でにこにこしながら「こちらがおすすめです」って言われたら、知識がなければ信じるしかないよね。知識は、言い換えると「断る力」なんだよ。
「貯金が美徳」という国の仕組み
戦後日本は「郵便貯金」や「国債」に個人のお金を集めて、国の政策に使ってきたんだよ。国民がみんな「投資より貯金」でいてくれると、低金利でお金が集まってくるから、都合がいいんだよね。ボクにはよくわかんないけど、なんかそういうこと、あるよね。
「お金のことを知らないままでいてくれた方が得する人が、ちゃんとそこにいるんだよね、おじさん。ボク、これ言っていいのかな? でも本当のことだから言うね。」
— 人間の経済圏を深海から眺めながら、少しだけ怒った顔で —
これ、陰謀論じゃないよ。ただの構造の話だよ。あなたが知らなかったのは、知ろうとしなかったからじゃなくて、「知らなくていい環境」が巧みに作られていたからなんだよ。
— Next Step —
だから、まず「知ること」だけでいいんだよ
ボクが言いたいのはね、「さあ投資しよう!」とか「NISAを今すぐ始めよう!」ってことじゃないんだよ。そういう話は、次のステップで全然いい。
まず一番大事なのは、「知らなかったのは私のせいじゃなかった」って気づくことだよ。400年かけて刷り込まれた「お金の話はするな」という空気を、まず疑うこと。それだけで、もう海面に一歩近づいてるんだよ。
知識は武器だよ。でも怖い武器じゃなくて、「断る力」「選ぶ力」「自分の未来を描く力」をくれる、やさしい武器だよ。ボクみたいな子鯨でも、知ってるよ。
「知らなかったのは、あなたのせいじゃないんだよ。でも、これからは自分で選べるんだよ。ボク、それがうれしいな。」
— 深海から、海面をそっと見上げながら —
— Deep Dive —
まず、知ることから始めよう。
お金の話をタブーにしてきた空気は、あなたが作ったんじゃない。
でも、その空気を変えられるのは、あなただけだよ。
深海から一緒に、海面を目指そう。

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