ドキドキしなくなったのは、愛が終わったサインじゃないよ
「最近、ドキドキしなくて……これって冷めたってこと?」
そう悩んでいるあなたへ。波が静まっても、海はなくならないよ。
深海から見ると、愛の本当の姿がよく見えるんだよね。
— Observation —
ボク、カフェの近くで聞いちゃったんだよ
ボク、今日も人間のカップルを観察してたんだけどね。3年くらい付き合ってるっていう二人が、コーヒーを飲みながら話してたんだよ。片方が「なんか最近、ドキドキしないんだよね……」ってつぶやいたら、もう片方も急に黙っちゃって。
二人の間に、静かな時間が流れてた。でもボクの目には、その「静かさ」のなかに何か大事なものが見えた気がしたんだよね。人間ってさ、波がないと「何もない」って思うのかな? ボクには、よくわかんないや。
「ねえ、おじさん。波が静まったら、海がなくなったと思う? ボク、深海に住んでるけど、ここにはちゃんと水があるよ?」
— カフェ近くの海面で、ホエール観察中 —
— Biology —
「ドキドキ」の正体、ボク調べてみたよ
恋愛初期のあのドキドキって、脳の中でノルエピネフリンっていうホルモンが大量に出てる状態なんだって。心拍数が上がって、相手のことが頭から離れなくて、ご飯も忘れちゃう感じ——あれ全部、ホルモンの仕業なんだよ。ボクには関係ないけど。
でもね、このホルモン、だいたい18ヶ月〜36ヶ月で自然に落ち着いてくるんだって。人間の体の仕様らしいよ。つまり、3年も一緒にいてドキドキしなくなるのは「冷めた証拠」じゃなくて、「体が正常に動いてる証拠」なんだよね。
「体の仕組みが正常に動いてるのに『冷めた』って落ち込むの、なんか変だよねえ。春が来なかったら夏がおかしい、みたいな話じゃないかな。ボクには季節ないけど。」
— 生物学の本を読んだホエール —
— Attachment Theory —
「凪」は冷たくない。深海はあたたかいんだよ
ボクが住んでる深海ってさ、波がないんだよ。海面みたいにザブザブしてないし、嵐も来ない。静かで、暗くて、でもね——ここにいると、なんか落ち着くんだよね。危険がない感じ。どこにいても大丈夫な感じ。
心理学者のジョン・ボウルビィが「愛着理論」で言ってたことも、似たようなことなんだよ。人間には「安全基地」が必要で、そこにいるときは不安じゃなくていい。ドキドキしてる関係は「海面」で、凪いでいる関係は「深海」——どちらが深いか、わかるよね。
「安定した愛着とは、嵐のなかで助けを求めることではなく、嵐が来ても揺れない場所に一緒にいることだ。」
— ジョン・ボウルビィ「愛着理論」をホエール流に意訳 —
ドキドキしなくなった関係って、相手のことが「当たり前」になってきてる状態だよね。怖い? ボクは逆だと思うよ。「当たり前」になれる相手って、そうそういないんだよ。海面の波は毎日変わるけど、深海の地形は何千年も変わらない。
「ドキドキしない=冷めた、って思ってる人。ボク、何千年も深海にいるけど、ここが一番安全だよ? 怖いとか退屈とか言う人間って、浅瀬の生き物なのかなあ。」
— 深海で静かに浮いているホエール —
— Warning —
波ばかり追いかける人が、ボクにはちょっと心配なんだよ
ボク、海面から観察してると、同じ人間がまた新しいドキドキを求めて、また違う波に乗って、また流されてるのを何度も見るんだよ。「前の人とは違う!これが本物だ!」って顔で、でも2年後にはまた「ドキドキしなくなった」って言ってる。
心理学でいう「快楽適応」っていう現象で、人間の脳はどんな刺激にも慣れてしまうんだって。だから「新しいドキドキ」を追い求めるたびに、前の凪を捨てて、また浅瀬から始めることになる。永遠に波打ち際で溺れ続ける構造なんだよ。ボクには関係ないけど、なんかもったいないなあって思う。
ノルエピネフリン全開。心拍数急上昇。でも18〜36ヶ月で必ず静まる。これは仕様だよ。
波が静まるたびに関係を終わらせる。また新しい波を探す。これ、何度繰り返しても同じだよ。
オキシトシンとバソプレシンが主役になる。信頼・安心・安全基地。ここが本当のパートナーシップだよ。
嵐が来ても揺れない場所に一緒にいる。それが「当たり前」になっている相手の、本当の価値だよ。
「ボク、何千年も生きてるんだけどさ、波を追いかけてる人間って、全員疲れてる顔してるよ。深海にいるボクのほうがずっと元気なんだよね、なんでだろうね、おじさん。」
— 海面でひとりごとを言うホエール —
— Next Step —
波がない日こそ、深海が見える日だよ
じゃあ、ボクからひとつだけ。今日、ドキドキしない静かな時間に——パートナーをただ観察してみてよ。
どんなときに笑うか。疲れたときに何をするか。好きな食べ物の食べ方。眠ってるときの顔。ドキドキしてた頃は、波に乗るので精一杯で、そういう「深海の景色」って、見えてなかったんじゃないかな。
凪いだ海の底には、波の時代には気づけなかった地形がある。長い時間をかけてつくられた、その人だけの深海がある。ボクはそこを毎日泳いでるよ。とても、静かで、好きだよ。
「ドキドキしない」のではなく「ドキドキを超えた」——そう言い換えてみると、凪の時間がちょっと違って見えるかもしれないよ。
— ホエールの深海便り —
明日から遊べる一歩 🌊
今夜、パートナーが何かしてるとき(ご飯食べてる、スマホ見てる、ぼーっとしてる)——5秒だけ「観察者」になってみて。評価しなくていい。好きか嫌いかも考えなくていい。ただ見るだけ。深海って、そういう場所なんだよ。
「ドキドキがなくなって不安なんだね、おじさん(お姉さん)。でもボク思うんだけど、不安なのは愛がないからじゃなくて、深海に慣れてないからじゃないかな。ここ、すごく静かで、いいところだよ。」
— 深海 3,000m から、愛を込めて —
— Deep Dive —
深海の視点で、もっと自由に生きる
「当たり前」を壊して「次のアタリマエ」へ。
ホエールの深海便りを、もっと読んでみてよ。
きっと、見えてなかった景色が見えてくるよ。

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