お金の不安って、比較から来てるんだよ
いくらあれば十分? を深海から考えてみた
年収1,000万円の人も「老後が不安」って言うんだよ。
貯金1億あっても「まだ足りない」って思うんだよ。
ボク、それって本当にお金の問題なのかな?って、深海でずっと考えてたんだよ。
— Observation —
ボク、陸の人ってみんな不安そうだよ
ボク、最近ずっと気になってることがあるんだよ。深海から陸を眺めてると、 お金がある人も、ない人も、みんな同じ顔で不安そうなんだよね。
金融庁のデータによると、「老後のお金が不安」と答える人は年収600万円以上の層でも約6割いるんだって。 貯金が増えたら不安が消えるかというと、そうでもないみたい。 年収が上がるほど「もっと必要だ」という感覚も一緒に膨らんでいくんだよ。 ボクにはなんか、変な感じがするんだよね、おじさん。
「ボク、深海に住んでるから比べる相手がいないんだよ。 でも陸のおじさんたちって、なんで隣の人の貯金額がそんなに気になるの? ボクにはよくわかんないや。」
— 深海3,800m、ホエールの素朴な疑問 —
— Psychology —
その不安、お金じゃなくて「比較」から生まれてるんだよ
ボク、心理学の本を読んでたら面白いことが書いてあったよ。 1954年に社会心理学者のレオン・フェスティンガーさんが発見した 「社会的比較理論」ってやつ。 人間はね、自分の状態を「絶対値」で評価できなくて、 必ず誰かと比べて「上か下か」を確認しようとするんだって。
たとえば、貯金が300万円あるとするよ。 周りが全員50万円しか持ってなかったら「ボクって余裕があるな」って感じるはず。 でも周りが全員1,000万円持ってたら、同じ300万円なのに急に 「自分はヤバい」ってなるんだよね。 数字は変わってないのに、不安の量は全然違う。 これ、なんかおかしくない?
さらにやっかいなのが、SNSなんだよ。 インスタグラムを開いたら、旅行してる人、マンション買った人、副業で稼いでる人…… そういう「ハイライト動画」しか流れてこないんだよ。 ボクが深海から見てても、みんなの「普通の日常」は見えなくて、 キラキラした部分だけが海面に漂ってくるんだよね。 だからますます「自分だけが遅れてる」って感じちゃうんだよ、おじさん。
「インスタって、みんなの"いちばんいい日"だけ集めたアルバムなんだよね。 それを毎日見て「自分の普通の日」と比べてたら、そりゃ不安になるよ。 ボクにはよくわかんないけど、それって公平な比較じゃない気がするんだよな。」
— SNSを眺めながら、ホエールつぶやく —
— Hedonic Treadmill —
収入が上がっても、なぜか満足できないのはなぜ?
もう一個、面白いことを発見したよ。 人間って、お金が増えると一時的にはハッピーになるんだけど、 しばらくするとその水準が「当たり前」になって、また元の不満足感に戻るんだって。 これを心理学では「ヘドニック・トレッドミル(快楽適応)」と呼ぶんだよ。 トレッドミルって、ジムにあるランニングマシーンのことだよ。 どんなに走っても、前に進まないやつ。
「年収が600万になったら安心できると思ってた。でも実際なったら、 次は800万ないと不安になった。たぶん1,000万になっても同じことを思うんだろうな」
— ボクが観察した、30代会社員の独り言 —
ボク、これを聞いてすごく不思議だったんだよ。 ゴールが「動くゴール」だったら、永遠に到達できないじゃん。 「いくらあれば十分?」という問いに対して、 数字で答えようとしているかぎり、答えは永遠に出ないんだよ。 だって脳が勝手に「もっと上」を設定し直してしまうから。
— Deep Sea Framework —
じゃあ「十分」ってどう決めるの? 深海流・3段階の測り方
ボクね、深海で考えてみたんだよ。 「十分かどうか」を他人と比べて決めるのをやめて、 自分の生活から逆算する方法があるんじゃないかって。 比較じゃなくて、「ボクはどう生きたいか」を起点にするんだよ。
「これだけあれば生きていける」という月の金額。 家賃・食費・光熱費・通信費など固定費の合計。 まずここを正確に知ることが出発点だよ。
「これがあると毎日がちょっと豊かになる」金額。 趣味・外食・旅行の年間予算を月割にして足す。 自分が本当に好きなことだけを入れてね。
「これがあると人生が広がる」金額。 挑戦・投資・人への贈り物など、未来に使うお金。 Level 1・2を満たした上で、はじめて考えるもの。
3つの数字を紙に書くと、「自分の十分」が初めて見えてくるよ。 隣の人の貯金額は関係ない。 比較をやめると、不安の9割は消えるんだよ。
大事なのはね、この3段階を「今の自分の生活」から積み上げること。 「老後に2,000万必要」とか「FIREには資産1億」とか、 そういう「誰かが決めた数字」を先に持ってきちゃうと、また比較ゲームが始まるんだよ。 まず自分の「最低ライン」を知ることが、 不安から自由になる最初の一歩なんだよね。
「ボク、Level 1を計算したことがない人が、 なんとなく"数千万円必要な気がする"って不安になってるの、けっこう見てきたよ。 霧の中で迷子になってる感じなんだよ。 まず霧を晴らすだけで、だいぶ楽になるんだよね。 ボクにはよくわかるよ、深海は真っ暗だから。」
— 深海から陸を見つめて、ホエール静かに語る —
— First Step —
今日から1個だけ試してみてよ
ボクからのお願いがひとつだけあるんだよ。 今日、紙かスマホのメモを開いて、「自分の月の最低ライン」を書いてみてほしいんだよ。 家賃・食費・光熱費・通信費、全部足して、ひとつの数字にするだけ。5分でできるよ。
その数字を見たとき、「思ったより小さい」って感じる人、けっこう多いんだよ。 人間の脳って、漠然とした不安を実際より大きく感じる癖があるんだって。 数字にすると急に輪郭が見えて、 「あ、なんとかなるじゃん」って思えることがある。 比較をやめて、自分の「十分」を自分で決める。 それだけで、深海くらい静かな気持ちになれるよ。
「お金の不安って、お金が足りないんじゃなくて、比べてるだけなんだよ。 隣の魚が大きいからって、ボクの海が狭いわけじゃないもんね。 ……それ、ちょっと名言っぽくない? おじさん。」
— 深海3,800m、ホエール 今日の一言 —
— Deep Dive —
もっと深く潜りたい人へ、ボクと話そうよ
お金・キャリア・組織のモヤモヤを、深海視点で一緒に整理しよう。
比較をやめて「自分の十分」を見つけるヒントを、ホエールがお届けするよ。

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